地質調査

○現地踏査

ボーリング調査の実施にあたり、事前におおまかな地質構造の把握を行います。
これにより、ボーリング調査によって得られるコア試料の状況を想定し、適切な掘削計画を立てることが可能となります。
また点あるいは線として得られるボーリング調査の結果を、面として展開(地質断面図の作成)するためには必要不可欠な作業です。

成果品はルートマップや調査平面図、ポイントとなる箇所の写真のほか、現況の斜面安定度や、掘削時の不安定化要因など、調査の目的に応じた所見を作成します。

○調査計画の立案

地質構造の把握や、構造物の設計など、ボーリング調査には必ず目的が存在します。
目的を吟味し、過不足無いボーリング調査計画を立案します。

○ボーリング調査

原位置での状態をなるべく壊さないように留意してコア採取を行います。
出来うる限り露頭とコア試料を照らし合わせ、目的に応じて岩級区分や風化区分を行います。

○地質構造の解析

収集した情報を総合し、地質断面図の作成を行います。
複数の地質層序が確認できる場合は、可能な限り地質形成史の推定を行います。
また構造物の設計を目的とする場合は、地質的問題点(亀裂の有無や、土塊の硬軟など)に着目して成果をまとめます。

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